8月1日のビットコイン分裂問題に向けて取引所が受ける影響

公開日:  最終更新日:2017/09/04

2015年頃からビットコインの世界ではSegWit導入を巡り、マイナーグループと開発者グループの意見対立が発生していました。その後マイナーグループ同士でも意見対立が起こり、お互いに同意には至らずにビットコインが分裂する可能性が出てきました。

2017年8月1日にビットコインのブロックチェーンの分裂(ハードフォーク)が起こってビットコインキャッシュと呼ばれる仮想通貨が誕生することが確実となりました。
この影響で仮想通貨市場が大混乱して、7月中はコイン価格が乱高下しました。

分裂問題の影響でビットコイン価格も乱高下し、7月には1BTCあたり20万円付近まで急落しました。ビットコインキャッシュの「創始者」であるウ・ジハン(Wu Jihan)氏が、分裂前のブロックにビットコインを保有している人は同額のビットコインキャッシュも与えられることを表明して、ビットコインの買い戻しが起こって1BTCあたり30万円台まで回復しました。

もしもビットコインのブロックチェーンにハードフォークが発生すると、多くのマイナーがビットコインキャッシュの採掘を行うようになることでビットコインのハッシュパワーが減少し、ブロック生成時間が延びたり、取引ができなくなってしまう可能性がありました。

他にも分岐したチェーンが無効化されることで、既に行われた取引がキャンセルされる可能性もありました。

2017年夏のビットコインの分裂騒動

ビットコイン分裂問題による取引所の混雑を避ける為の動き

ビットコイン取引に何らかの影響が出る可能性があったため、多くの取引所はブロックチェーンのハードフォークが発生する8月1日前後にビットコインの入出金を一時停止することになりました。
ほとんどの取引所では1日程度ビットコインの入出金業務を停止し、ビットコイン取引に支障がないことを確認してから順次取引が再開されました。

分裂前から世界中の主要な仮想通貨取引所は、ビットコインキャッシュが誕生しても正規のビットコインとはみなさず、当面の間は取引きを見送る事を表明しています。そのため、多くの取引所はビットコインの取引業務を続けています。当初、ビットコインが2つに分裂することでビットコインキャッシュの方に資金が移動してビットコイン価格が下落するのではないか、と予想されていました。
ビットコインが分裂することはSegWit導入が確実になることを意味しています。
既にSegWit導入が決定したライトコインと同様にビットコイン価格が急上昇して、8月中に1BTCあたり40万円を突破しています。

ブロック生成についても特に問題は発生しませんでした。8月1日にビットコインキャッシュの採掘を選択したマイナーは全体の1%程度で、ビットコインのマイニングには何の影響もありませんでした。

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